自分で決めない人生・・・つまり親などに人生を決めてもらえば確かにラクかもしれません。
なぜなら失敗しても親のせいにできるし、自分が傷つかなくて済むから。
しかし、もし親に決められた人生を歩んできて大人になってから後悔してもやり直しはできません。
「こんな人生になったのは親のせいだ」と言えば、確かにそうかもしれません。
でも大人になった以上、これからの人生の責任はすべて自分にあります。
そんな僕の知人に親に決められた人生をなぞった末、うつ病になってしまった人がいます。
あなたがいま、たった1度しかない人生を親に決められそうになっているなら、
このページはきっと役に立つと思います。
親に決められた人生の選択肢
僕のその知人は現在30代前半の人です。
本来なら30代といえば社会の中堅クラスで、ある程度は生き方が固まってくる時期で結婚もしたりと、
何かと人生が落ち着いてくる時期かと思います。
その知人の父親は建設業をやっている、つまり社長です。
しかし社長といっても従業員は1人もおらず、ほぼ個人事業主といった感じですね。
その中で父親としては息子に、「会社を引き継いでほしい」と考えるのは当然のことかもしれません。
でも、あくまで親の人生は親の人生であり、息子の人生は息子の人生です。
会社を引き継ぐかどうかは本人が決めるものであって親とはいえ強制する権利はありません。
しかし僕の知人はどうやら中学生のころから、「将来は私の会社を継ぎなさい」と言われ続けていたみたいなんです。
つまりもう中学生の時点で、親に決められた人生がスタートしていたということ。
中学生のころなんてのは世の中のことなんて分かることも少なく、
まだまだ将来を真剣に考えていなかったという人も多いはずです。
そんな時期に、「将来は親の会社を継がなきゃいけない」というプレッシャーは強いストレスになるに決まっています。
さらに知人は、「地元の高校へ行ってラグビーをやりたい」と懇願したにも関わらず、
「そんなことより〇〇高校の方がこの仕事について学べるから、そっちへ行け」と、
進学する高校まで決められることに・・・
中学生という、これからいろいろな選択肢がある年ごろのときに、
将来は父親の会社を引き継ぐと、選択肢を1つに絞られてしまいました。
こんな流れで僕の知人の親に決められた人生は、どんどん最悪の方向にすすんでいくのです。
うつ病になり人生を狂わされた
「ラグビーをやりたい」という自分の意志を放棄し、
親に決められた高校へ進学し、言われた通りの人生を歩んでいた僕の知人でした。
本当にいまで言う、「毒親」だと思います。
あくまで僕は他人なので、よその家庭に口をだす権利がないことは心得ているつもりですが、
話を聞いただけでも思わず同情してしまうほどです。
父親は、「自分の考えだけが正しい」と思っている感じらしく、価値観を一方的に押しつけてきたり、
少し気にいらないことがあればすぐに怒鳴ったり・・・
幼少期からそんな環境で育ったなら、自分で決められない大人になってしまうのは、
しかたがないことかもしれません。
そして20才になったころ、体調に変化が訪れます。
それが・・・うつ病というやっかいな病気でした。
「うつ病なんて甘えだろ!」と、なにも知らない人は言います。
確かに僕もうつ病にはかかったことはないので、具体的にどんな気持ちになるかは分かりません。
でも、うつ病とは精神的なストレスや身体的なストレスからくる、脳の機能障害です。
やりたいこともできず、親に決められた人生を歩んできて、イヤイヤながら言われた通りに生きてきた、
ということを考えると、うつ病になってしまうのもムリはありませんね。
その知人は現在もうつ病に悩まされており、入退院を繰り返す生活をされています。
本当に親に人生を決められたおかげで台無しにしてしまった例だといえます。
自分で決められない大人ばかりの日本
そんな僕たちが生活している日本という国の教育は、自分で決められない大人が量産されるものだと考えます。
たとえば、
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- 1時間目は国語
- 2時間目は算数
- 3時間目は理科
- 4時間目は体育
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このように教師によって1日のすべてのスケジュールが決められます。
つまりは決められたことを言われた通りこなすことができる子が優等生。
この風潮が、自分のことを決められない大人を作っているのですね。
そもそも昔から学校で行われている教育は、優秀なサラリーマンを世に出すことが目的なのです。
会社などの組織からしたら、自分の頭で考えることもしない、何も決められない、
要は思考停止の状態の人間なら、これ以上つかいやすい人材はいません。
ですが教師は僕らが学校を卒業するころに口をそろえて、こんなことを言います。
これからの人生は自分で決めて生きていかなければなりません、と。
「いやいや、全員に同じ教育をしておいて今さらそれは無責任すぎるだろ」と思うのは僕だけでしょうか?
実はこれは言葉を変えると、
私たち教師の仕事はこれで終わり、あなたたちが卒業したあとの人生なんてどうでもいい、
ということでしかないんですね。
これが教師たちの本音というものです。
親に決められた人生には後悔しか残らない
長い人生を生きていると失敗はつきものです。
しかし自分で決めた人生で失敗するのと、親に決められた人生で失敗するのには大きな違いがあります。
それはシンプルに後悔するかどうかです。
あなたがいま人生で後悔されていることを思い出してみてください。
それは本当に自分で決めたことでしょうか?
どこかで親だったり、まわりに合わせただけだったり、他人に決められたことだったかもしれませんね。
ここまでお伝えしてきた僕の知人ほどではないかもしれませんが、
多くの人が1度は親に決められた人生を歩もうとしていたはずです。
ほとんどの親が望む人生というのが以下でしょう。
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- いい成績をとっていい学校へ行く
- 安定した仕事に就き安定した給料をもらう
- やがて結婚しマイホームを購入する
- コツコツと40年以上は働く
[/aside]
日本に生まれた以上このような生き方が、「絶対的に正しい」と教育されますよね?
しかし、このページをここまで読みすすめることができる賢いあなたなら、
この生き方は誰かが勝手につくっただけの人生の模範でしかない、ということがお分かりなはずです。
成功や、「何が1番幸せか?」は人によって違うに決まっています。
その意味でも、まわりに合わせるだけだったり、親に決められた人生を生きていくのは危険です。
繰り返しますが自分の意志で決めていない人生で、失敗したら後悔が残るだけです。
「自分はこれがやりたい!」と心の底から思ってチャレンジしたことなら後悔なんてしないのです。
好きなことをやるのが1番、それには後悔がない。
ヒロシ(お笑い芸人)
自分の人生だからこそ自分で決める
いまあなたは人生で大きな分かれ道を親に決められそうになっているのでしょうか?
もしくは、もうすでに親に決められた人生に後悔しておられて、このページを読んでくださったのでしょうか?
繰り返しますが、親に決められた人生には後悔しか残りません。
自分で決断するのは確かに勇気がいるものです。
すべて自分の責任になるからですね。
逆に、「自分で責任を取りたくない」という人なら一生、親に決められた人生を生きていけばいいと思います。
でも、ここまで真剣に読みすすめられた思慮深いあなたならそうではないと信じています。
未成年のころに親に決められたことなら、確かに親のせいも多少あるかもしれません。
しかし20才を過ぎたのならこれからのあなたの人生の起こることすべては、
あなたの責任になるんです。
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※参考記事
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「親に行けと言われた学校に進学してなければ・・・」といった後悔を死ぬまで引きずっていても、
何も始まりません。
だとしたら今日、自分の人生はすべて自分で決めると、
あなた自身と約束してしまいましょう。
親の言いなりの人生をやめると、もっと自由を感じて生きることができるものですよ。
自由が欲しいときは他人に頼んじゃいけないんだよ。
君が自由だと思えば、君はもう自由なんだ。
リチャード・バック(アメリカの作家)
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