「敷かれたレール」を歩くのではなく、敷いたレールを歩く

  • 自分の人生このままでいいのだろうか?
  • つまらないけど、悪くはないからいいや
  • なぜ、いま自分はこの仕事をやってるんだろう?

 

あなたがこのように考えてしまうのはこれまでの人生で敷かれたレールを歩いてきたからです。

自分の意志で決めたつもりでも、実はまわりからの同調圧力によって流されて決めてしまった可能性があるということ。

 

いまここで、自分自身に質問してみましょう。

 

今までの人生、本当に自分の意志で決めてきたのか?

 

もし「私は本当に自分がやりたいことだけやって生きてきたから十分満足してます」という回答だったのであれば、このページであなたにお伝えできることはありませんので閉じていただいて大丈夫です。

答えが「NO」で、これからは敷いたレールを歩く覚悟がある人だけ読みすすめてください。

敷かれたレールを歩くとはどんなことか?

敷かれたレールとは各家庭によって違う場合があります。

たとえば親がプロ野球選手ならその子どももプロ野球選手にならなければいけないだったり、

「親が医者だから自分も目指さなくちゃ」などですね。

その意味ではあなたの家庭だけの敷かれたレールというのがあるかもしれません。

 

でもこのページでお話する「敷かれたレール」というのは、

  1. いい成績をとるために勉強をがんばる
  2. いい大学にいく
  3. 公務員や大手企業などの世間体のいい職業に就く
  4. 週に1~2日の休日を楽しみに朝から晩まで働く
  5. それを65才くらいまで永遠と繰り返していく

 

この一般的にいう「敷かれたレール」という意味でお話していきます。

繰り返しますが、各家庭によってその定義は違います。

でもサラリーマンが9割のこの国では親や教師にこの生き方を目指すように教育されるのがほとんどでしょう。

特に子どものときなんかは大人のいうことを何の疑いもなく信じてしまうので、敷かれたレールを歩いてしまうのは当然のことですね。

大学にいって大手企業に就職した人の実態

僕は超大手の不動産会社が経営するアパートを借りて生活しています。

その不動産会社に入居の手続きをする際に担当してくれた人が、大卒1年目の若い人だったのです。

 

その彼は流されるがままに大学へいき、その超大手の不動産会社に就職したわけです。

まさに敷かれたレールを歩いてきた人生で、まわりから見たら「あんな大手企業に就職するなんてすごい。もう将来は安泰だね!」とうらやましく思うかもしれません。

確かに大手企業であれば福利厚生などの待遇もしっかりしているでしょうし、生きていくには十分な収入はもらえると思います。

 

でもその彼は本来ならお客さんである僕に相談するべきではないことを承知で、こんな相談をしてきてくれました。

 

「転職しようか悩んでいるんですよ・・・」

 

まわりが聞いたら思わず「え?なんでよ!?」と突っこみたくなりますよね?

そして僕は「どうして転職したいと思うのか?」を、すなおに聞いてみました。

 

すると大卒から大手企業へと、敷かれたレールを歩いて順調だったはずのその実態があきらかになったのです。

 

彼は神奈川県の大学から、僕が住んでいる地域(青森県)で勤務することになったそうです。

全国に営業所があるほどの大企業ですから、就職するまえに「希望の勤務地」という形のアンケートに回答したそうなのですが関東出身の彼は、もちろん「関東地区」を希望したとのことでした。

でも、その希望は通らず東北地区(青森県)に勤務することになったそうです。

 

そして働いていくうちにこんな不満が出てきたそうです。

  • 休みをもらってもまわりに知り合いがいないからつまらない
  • 仕事して寝るだけの生活をこのままやるのか?
  • いつどこに飛ばされるか(転勤になるか)分からない

 

このように人生のほとんどを会社に決められてしまうことに違和感をおぼえたそうです。

さらに、もしその彼が地元にいる彼女と結婚することなったとしても、「それは個人の都合だろ!」ということで地元に帰してはくれないみたいなんです。

敷かれたレールを歩く・・・その実態は会社に人生のすべてを捧げるのと引き換えに、安定した人生をおくれる、ということなのかもしれません。

敷かれたレールを死ぬまで歩き続ける人のほうが少ない

前項では大学から超大手の企業に就職した人の実態についてお話しました。

僕の友人に「大卒」の人が少ないので、とても貴重なことを聞かせていただいたと思います。

本当にお客さんに相談するようなことではなかったと思いますが、勇気をだして僕に相談してくれた彼には感謝しています。

 

・・・と先ほどの敷かれたレールを歩いた人の事例を見て、あなたはどう感じたでしょうか?

確かに勉強をがんばって大学を卒業して大手企業に就職する、ここまでの努力はすばらしいと思います。

低学歴の僕からするとなおさらです。

 

でも、少なくとも人生に満足しているという様子ではなかったことがお分かりいただけたはずです。

それは自分じゃなく会社が人生の中心になってしまっているからですね。

会社に人生のすべてを握られて満足できる人なんかいるでしょうか?

 

もちろんすべての人がそうとは思いませんが多くの人は働いていくうちにこのような不満をもち、その結果として転職をするわけですね。

つまり大学から入った会社で定年するまで働く人のほうが少ないということ。

「転職が当たり前」になったいまの時代なら、なおそうかもしれません。

いるとすれば学校の教師などの公務員くらいじゃないでしょうか?

まず終着駅を決めることが先決

なぜ多くの人が大学へいって大手企業に就職するという、まさに敷かれたレールを歩いてきたのに途中で人生に不満を感じてやめてしまうのか?

それは終着駅を決めずに、目の前のレールの上しか走ってこなかったからだと思うのです。

 

考えてみてください。

 

もし電車に乗るとしたら、終着駅が決まっているからこそ、正しい方向へむかう電車をえらんで乗ることができますよね?

逆に終着駅も決まっていないのにむやみに電車に乗っても、途中で迷子になってしまうのは当然の話です。

かんのいいあなたなら、もう気づかれたかもしれません。

多くの人は終着駅を決めないで、ひたすら目の前にあるレールを歩いてきたからこそ迷子になってしまうんです。

 

つまり本来なら大学卒業が「始発駅」で、なりたい自分や理想の生き方が「終着駅」です。

 

でも多くの人が大学を卒業することを終着駅(ゴール)としてしまっていて、その先のことを真剣に考えている人は少ないんですね。

これでは迷子になってしまって当然です。

大学にかぎらず、学校というのはあくまで通過駅でしかありません。

それでも今までやってきた努力は無駄にはならない

親や教師に敷かれたレールをとことん歩いてきただけの人生・・・

では今まであなたがしてきた勉強などの努力は無駄だったのか?

いいえ、無駄になんかはなりません。

むしろ、その努力はあなたのこれからの人生で大きな踏み台となります。

「〇〇大学へいくために必死で勉強した」という経験は、貴重な宝物になるんです。

 

これまでは他人にやらされていることをがんばってきたのかもしれません。

それでもしっかりと結果を残すことができたということは、自分の意志でやると決めたことならもっとがんばれるということだと思いませんか?

誰かに敷かれたレールではなく、自分で敷いたレールを歩く

繰り返しますが、いい大学へいっていい会社に就職するというのは、あくまで親や教師に敷かれたレールでしかありません。

その先に待っているのは、会社や国にすべてを捧げる人生です。

 

実はこの敷かれたレールというのは、ただの罠だったのかもしれません。

そのような都合のいいサラリーマンを量産することで、この国の経済が成り立っていると考えればあきらかですね。

 

ここまで読みすすめられる思慮深いあなたなら、もう敷かれたレールを歩くだけの人生からは卒業のはずです。

先ほどもお話しましたが、これまでやってきた努力は1mmも無駄になんかはありません。

その努力できた経験を武器に自分で敷いたレールを歩いていけば、きっとうまくいくはずです。

 

まずは終着駅(目標)を明確にしてから、そこに正しくむかうためのレールを1歩ずつ上っていきましょう。

自分で敷いたレールを歩きだした時が、本当の人生のスタートです。

敷いたレールが見つからないならビジネスを学びはじめることがおすすめ

「いきなりそんなことを言われても敷いたレールを歩いていくなんて、どうすればいいか分からないよ!」という人もいるかもしれません。

ですがそれは当然のことだと思います。

だって今までの数十年も敷かれたレールを歩いてきたのですから、そこで染みついた価値観をそうカンタンに変えることはできませんよね?

それは何回もお伝えしてきたように、最終的にいい会社に就職することでしたね。

 

あなたは就職すること以外の生き方を考えたことがあるでしょうか?

いずれにしても就職した先には会社に縛られ続ける人生が待っていることには変わりありません。

住む場所から人間関係や、収入までもが会社によって決められてしまいます。

 

僕の場合ですが、就職すること自体が自分で敷いたレールではありませんでした。

単純にそれしか知らなかっただけだったのです。

 

その結果、僕にとっての終着駅は、

会社に縛られない自由な生活を手に入れることでした。

それは自分でビジネスを学びはじめるということになります。

 

あなたも就職以外の生き方、これまでの価値観を捨ててみるとあなただけの「終着駅」が見つかるかもしれません。

敷かれたレールの上に乗っかると「その通り」になるけれど、何もないところにレールを敷く人生っていうのが希望があると感じるんです

谷亮子(女子柔道家)

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