第4章 ブラック会社とパワハラ

パワハラ プロフィール

※前記事 第3章 自信を少し取り戻した専門学生時代

自信と期待を胸に社会人デビュー

希望

専門学生時代の2年間で自信をとり戻した僕は、

2014年 4月に地元の建設会社に入社し、晴れて社会人となったのでした。

 

あなたがもし社会人なら、社会に出たばかりのころを思い出してみてください。

 

「とにかく出世したい」とか「一生懸命、働いて会社に貢献してやる」

 

こんな感じに希望をもって社会人デビューしませんでしたか?

 

僕だけじゃないはずです。

 

ところが、入社して数か月もすると徐々に違和感に気づきはじめたのです。

週6勤務と手取り12万

社会にでたばかりのころは特に、

仕事を覚えることに精一杯で右も左もわからず、とにかく言われたことを黙々とこなすはずです。

 

何が正しいかなんて、若い時なんてのは判断できる基準がないため、自分が勤めている会社が、

ホワイト企業なのか?

 

それとも

ブラック企業なのか?

なんて判断できませんよね?

 

その当時の僕は、「せっかく採用してくれた会社だし最低でも3年はがんばろう」と思い、

石の上にも3年という世間の常識に縛られていました。

 

いま思うと危険な考え方ですね。

 

ところが、僕が新卒採用で入社した会社は、週6勤務、手取り12万。

 

日給にすると5500円ほどです。

 

さらに、は7時出勤、帰宅も19時くらい。

 

拘束時間も12時間で、これが月曜日から土曜日まで続きます。

 

地域によって給料は違うとは思いますが、いくら新卒とはいえ、あまりにも少なすぎる金額だったと思います。

 

時給に換算すると500円に届かないほどです。

 

工事現場でしたので、常に危険が伴います。

 

事故やケガのリスクを考えると、パチンコ屋でバイトしてたほうがよかったかなと思います。

 

それでも世間知らずだった僕は、

「新卒なんてこんなもんか、がんばって昇給を目指そう」と、がむしゃらに働いていました。

 

まさに、会社にとって都合がいい養分ですね。

現場では奴隷のような扱い

コンビニのアルバイトよりも安い時給で、それでも僕は必死に仕事に取り組んでいました。

 

いま冷静になって考えると、この時点で気づいて転職先を探しておくべきだったのかもしれません。

 

でも、新卒でたったの数か月で辞めたら間違いなく印象は悪くなってしまいますから、

退職するならそれなりの勇気が必要なはずです。(この考えも罠なんですが)

 

僕は「現場監督見習い」で入社したのですが、作業員からは本当、奴隷のような扱いを受けてました。

 

数人から、ほぼ同時に違う命令がくる。

 

体は1つしかないのに、複数のことをこなすなんて無理な話ですよね?

 

それで、他のことが疎かになっていると、また怒号がとんでくる。

 

本当に奴隷以外の言葉が見つからないほどでした。

 

でも、当時の僕は、単なる都合がいいだけの存在だったので、何も言い返せず、

とにかく我慢するしかありませんでした。

 

学生あがりの人は、こんな感じでしょう。

 

長年にわたって植え付けられた、

上の人がいう事は絶対という価値観が抜けきっていない場合が多いですからね。

部長からのパワハラ

ちょうど入社して半年が経ったころ僕は、部長と現場を進めていくことになったのですが、

このころから、僕は仕事にいくのがそれまで以上に苦痛に感じるようになっていました。

 

昼ご飯がのどを通らないこともあり、うつ病になってもおかしくないような状況まで追い込まれていました。

 

その部長というのが、

  • 現場事務所にこもりっぱなしで、僕に現場は丸投げ
  • 分からないことを質問すると、怒鳴ってくる
  • 暴力をふるってくることも頻繁
  • 素人目線で、ものがいえない

 

新卒の社員だった僕に、ほぼ丸投げの状態でした。

 

当然ですが、わからないことだらけです。

 

失敗もたくさんして、何回もやり直しもしました。

 

もちろん「新卒だから」というのは、理由にならないかもしれません。

 

ですが、いまの僕から考えると、

新卒の人に現場を丸投げなんてするか?

というのが正直な意見です。

 

その当時は、できない自分が悪いと思って、がむしゃらにやっていましたし、

失敗するたびに落ち込んでいましたが、いま思うと「しかたがないミス」ばっかりだったように思います。

 

僕が悪かった部分もたしかにあるでしょうが、

「質問しても怒られる」、「暴力をふるってくる」で、精神的に爆発しそうでした。

ついに限界がきて1年で退職を決意

部長からのパワハラ、現場では作業員からの奴隷扱いで、僕の精神は限界に近づいていました。

 

でも、せっかく専門学校を通して入社した会社ということもあったわけですし、もしここで辞めたら、

「先生もがっかりするんじゃないか?」、

「みんながんばっているのにオレだけ辞めていいのか?」

など、完全に他人軸を生きてしまっていました。

 

ところがある日、退職を決意する決定的な出来事が起こります。

 

それは、給料が「月給から日給」への減給でした。

 

そうです。

 

監督見習いから作業員への降格です。

 

これでは、もうここの会社に残る意味なんてありません。

 

それこそ、コンビニでアルバイトしていたほうがマシです。

 

でも、なぜか減給を言い渡された瞬間、気持ちが楽になっていった感じがあったのです。

 

これで、迷いなく辞めれると。

 

結局、僕は新卒で入社した会社を1年で退職しました。

最終章へ続く